|
||||||||||||||
エスキモーではデナリ(偉大)という。 歩くだけで登頂できるノーマルルートのはずだった。 ブリザードに猛吹雪にホワイトアウトは想定を超えた。 試練の連続単独冬山修行も行い 登山学校に通い山岳会にも入ったが付け焼刃だった。 寒すぎた。 高山病(頭痛.吐気.目眩)もひどかった。 手も足も出なかった。 生きるためだけに生きた時間だった。 下山しただけで嬉しかった。 デナリは偉大だった ![]() 4000mより ![]() デナリ カヒルトナ氷河3000m ![]() デナリBC4200m ![]() デナリBC4200m 悪天にて一週間の沈殿。 ジッポゲージまんまる。連日-30度以下、ウェストバットレス稜線体感-40度以下 テントの中では何もかもが凍る。溢した水もすぐ凍る。作った飯も早く食べないと凍ってしまう。 ![]() カヒルトナ氷河3000m 積み上げたスノーブロックに迫る積雪 ![]() デナリBC4200mから カヒルトナ氷河、フォレイカー ![]() デナリ カヒルトナ氷河3000m この頃は元気だった。
![]() マッターホルン ヘルンリキャンプ ヒマラヤで登攀をやるならマッターホルンくらい一人で登っておかなくてはと思った。 ![]() マッターホルン頂上 4400m 降雪の直後でBCから新雪深く苦しいラッセルだった。頂きまで一人でトレースを引く感慨深い登頂となった。 登り9時間下り6時間で充実爽快な登山だった。 翌日から再びの下り坂でツムット稜は断念。
![]() ペルーアンデス トクヤラフ峰6100m ![]() トクヤラフ HC ![]() トクヤラフ西壁 長大な滑り台 ![]() トクヤラフ西壁 頂上マッシュルーム下 ![]() 西壁氷壁登攀 セラックバリアーの弱点 前爪立ちのWアックス このあたりからアイスピックの止めネジが外れそうに。。。 ![]() 西壁 氷壁登攀 写真下部中央の黒い点 Sちゃん ![]() トクヤラフ頂上 6100m 先に頂きで一服のS先輩 初めての高所登攀、とても苦しく恐ろしく、なのに嬉しく気持ちいい。この快感が病み付きに。自分をハメた先輩に感謝した。 ![]() トクヤラフ西壁 ![]() ワスカラン6900m 宝石のようとはよく言ったもので、美しいものには触りたくなる。触ると登りたい。登ると頂きに立ちたくなる。 ![]() ワスカラン S先輩を肩に担いでクレバスに覆いかぶさる氷壁を越えた、Wアックスで心地よい急登のあとホワイトアウト ![]() ワスカラン クレバス多くルートファインデングにはワクワクした ![]() ワスカラン 奥のV字壁を這い上がる ![]() ワスカラン ノーマルルートの核心部は底なしクレバスの奥にたちはだかる10mの垂壁だった それを越えてビレーするS先輩。
![]() |