慣れないスノーシューとソリでラッセルを楽しむが、
米子橋広場に6時間もかかっての疲労困憊には我ながら思いやられる。
足跡も無い純白の広場にたった一つのテントは
とても贅沢な気分だが初めてのエリアだけに心細い。
さらに2時間かけ相当厳しそうな100m超級のMIX氷壁にたどりついたが
それは目標のコブラ(米子最難の氷瀑)ではなかった。
落胆しつつもそのスケールと内容の濃さに五十路の二名大興奮。
2/19
見つけた氷瀑は回り込んで取り付いてみると
ちゃんとつながっており正露丸だと思い込んで登攀開始。
氷壁はところどころ薄くそして僅かながらオーバーハングし
1P目の核心は左端の幅70-80センチ 7-8mの氷柱。
右のスラブは簡単そうだが氷が薄く、難しそうな氷柱の方にそそられた。
2P目は緩傾斜面と思っていたら大間違いで
エチゼンクラゲ状氷塊(直径50-1m上が丸い粗目氷雪、下が無数のツララ)
が次々に出現。アックスもスクリューセットも困難でこちらも手ごわかった。
一箇所になぜか二つのVスレッドを発見したので最近登られたようだ。
3P目の垂直壁はセカンドが落氷を受けたので少し残して撤退となる。
僕が名づけるならエチゼンクラゲ 6級といったところ。
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